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項目コード:794802 0
検査項目
JLAC10
RIA(Radio immunoassay)
放射性免疫測定法
抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。
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D014(47)
抗P/Q型電位依存性カルシウムチャネル抗体(抗P/Q型VGCC抗体)
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ランバート・イートン筋無力症候群(Lambert-Eaton Myasthenic Syndrome:LEMS)は、四肢筋力低下や自律神経障害などを呈する神経筋接合部の免疫性神経疾患で、約60%に肺小細胞癌(small cell lung carcinoma:SCLC)を合併する傍腫瘍神経症候群でもあります。
抗P/Q型 電位依存性 カルシウムチャネル抗体(抗P/Q型VGCC抗体)は、LEMS患者の85~95%で陽性となることが知られ、LEMS診断基準(※)の血液・生化学的検査所見として、筋電図と同時もしくは筋電図の後に実施することが推奨されています。
本検査は、LEMSのステロイド等の免疫治療をする自己抗体介在性の自己免疫機序を確認するための重要な検査で、かつ類似の神経疾患である重症筋無力症(MG)などとの鑑別診断能が良好な検査であり、ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)の診断補助に有用な検査です。
※「ランバート・イートン筋無力症候群の診断基準」
(難治性疾患政策研究事業「神経免疫疾患のエビデンスによる診断基準・重症度分類・ガイドラインの妥当性と患者QOLの検証研究班」)
ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)
測定法文献
本村 政勝,他:医学と薬学77(7):1057~1063,2020.
臨床意義文献
本村 政勝:日内会誌 97:1778~1783,2008.