現在のラボ:静岡ラボ

項目コード:015259104 / 366526 2
検査項目
JLAC10
1
HCV ジェノタイプが1b型のみ検査対象です。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
指定の採取量を下図の容器に採取後,4 ~ 5回静かに転倒混和し,室温にて30 ~ 60分放置してください。凝固完了を確認後,遠心分離しそのまま凍結してご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
凝固促進剤+血清分離剤入り (真空採血量3mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
凝固促進剤+血清分離剤入り (真空採血量5mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
現在,C型慢性肝炎におけるインターフェロン(IFN)治療の著効率は,サブタイプ1b型で10~40%,2b型では約80%と報告されています。IFN治療効果に関与する因子として,ウイルス量,サブタイプ,組織学的進行度などが報告されていますが,根本的なIFN抵抗性のメカニズムは明らかにされていません。近年,IFN抵抗性とされているサブタイプ1b型において,NS5A領域にある変異がIFN感受性を決定しておりこの領域のアミノ酸変異を多数認めるHCVはIFN感受性であることが示唆されている。
本検査は,ダイレクトシーケンスによりNS5A領域内の40アミノ酸(aa2209-2248)の解析を行い,prototype HCV-1bであるHCV-Jの配列と比較し,アミノ酸の変異数をご報告いたします。併せて,変異数によりwild type(変異数0),intermeditate type(変異数1~3),mutant type(変異数4以上)に分類しご報告させていただきます。
なお本検査は,HCV RNAサブタイプ1b型以外の解析は出来ませんのでご注意ください。
C型慢性肝炎
測定法文献
Enomoto N et al:The New England Journal of Medicine 334-2-77~81 1996
臨床意義文献
黒崎 雅之 他:肝胆膵 32-6-813~818 1996