現在のラボ:静岡ラボ

項目コード:015330102 / 014502 8
検査項目
JLAC10
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。
1
凍結保存は避けてください。糖尿病,冠動脈疾患などの既往歴のある場合は,5.2mg/dL以上がハイリスク域といわれています。
D007(44)
レムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
レムナントリポ蛋白は小腸や肝で生成されたリポ蛋白(カイロミクロン,VLDL)が,血中でリポ蛋白リパーゼにより分解されて生じる中間代謝産物であり,カイロミクロンレムナント,VLDLレムナント(IDL)およびβVLDL(Ⅲ型高脂血症)が知られている。
健常者では速やかに代謝されるが,脂質代謝異常が生じると血中に滞留し,動脈硬化促進因子となる。
レムナント様リポ蛋白コレステロールはこのレムナントリポ蛋白を反映する指標となり,冠動脈疾患などの動脈硬化性疾患や糖尿病,腎疾患などの動脈硬化性疾患を合併しやすい疾患で高い陽性率を示し,動脈硬化症の進展予測や治療の指針として有用である。また心筋梗塞患者の脂質代謝異常や,Ⅲ型高脂血症の診断,2次発症の予測や治療のモニタリングに有用である。
Ⅲ型をはじめとする高脂血症, 虚血性心疾患, 糖尿病, 脳梗塞
測定法文献
大石 千早 他:日本臨床検査自動化学会会誌 35(1):83~87,2010.
臨床意義文献
山村 卓 他:臨床病理 58(6):613~621,2010.