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現在のラボ:千葉中央

レムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • レムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C)
    3F078-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4

    174
    ※4
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    7.5以下(mg/dL)

備考

&1
凍結保存は避けてください。糖尿病,冠動脈疾患などの既往歴のある場合は,5.2mg/dL以上がハイリスク域といわれています。

診療報酬

D007(44)
レムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「レムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C)」は免疫吸着法-酵素法又は酵素法により実施し、3月に1回を限度として算定できる。

容器

臨床意義

レムナントリポ蛋白は小腸や肝で生成されたリポ蛋白(カイロミクロン,VLDL)が,血中でリポ蛋白リパーゼにより分解されて生じる中間代謝産物であり,カイロミクロンレムナント,VLDLレムナント(IDL)およびβVLDL(Ⅲ型高脂血症)が知られている。
健常者では速やかに代謝されるが,脂質代謝異常が生じると血中に滞留し,動脈硬化促進因子となる。
レムナント様リポ蛋白コレステロールはこのレムナントリポ蛋白を反映する指標となり,冠動脈疾患などの動脈硬化性疾患や糖尿病,腎疾患などの動脈硬化性疾患を合併しやすい疾患で高い陽性率を示し,動脈硬化症の進展予測や治療の指針として有用である。また心筋梗塞患者の脂質代謝異常や,Ⅲ型高脂血症の診断,2次発症の予測や治療のモニタリングに有用である。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

Ⅲ型をはじめとする高脂血症, 虚血性心疾患, 糖尿病, 脳梗塞

参考文献

測定法文献
大石 千早 他:日本臨床検査自動化学会会誌 35(1):83~87,2010.
臨床意義文献
山村 卓 他:臨床病理 58(6):613~621,2010.

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