現在のラボ:静岡ラボ

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項目コード:020502 1
検査項目
JLAC10
1
D007(23)+D007(23)
総カルニチン+遊離カルニチン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

分離剤+凝固促進フィルム入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年

ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
カルニチンは血中、組織を問わず脂肪酸のアシル基と結合したアシルカルニチンと、結合しない遊離カルニチンの形で存在し、細胞内代謝にとって必須成分(一種のビタミン)であり長鎖脂肪酸がエネルギー源として酸化される際、重要な役割を果たす。
カルニチンは食肉などの食物とし摂取し体内に取り込まれ、生体内では分解されず腎により排泄され通常食を摂取している限り、血中カルニチンが極端に上昇したり減少したりすることはないといわれている。血中カルニチン濃度の測定はカルニチン欠乏の診断や投与による治療可能な先天性疾患の治療効果の指標となり、さまざまな患者における変動と病態の関連についての研究において注目を集めている。
原発生カルニチン血症、先天性低カルニチン血症、糖尿病(透析患者)、慢性疲労症候群、未熟児
測定法文献
伊丹 儀友,他:臨床検査 58(5):651~658, 2014.
臨床意義文献
河野 典夫:日本臨牀 57(S1):583~585, 1999.