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グアナーゼ

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • グアナーゼ
    3B125-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    35
    ※4
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    1.0以下(U/L)

備考

1

診療報酬

D007(12)
グアナーゼ
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

容器

臨床意義

グアナーゼー活性(GU活性)は,肝臓,腎臓,脳に多く分布し,グアニンを脱アミノ化してキサンチンとアンモニアに加水分解する酵素である。またGU活性は,AST,ALTが多く存在する骨格筋,心筋,膵にほとんど存在しない事から,肝疾患時に特異的に増加する。よって,肝細胞破壊によって出現する酵素の中では最も鋭敏と考えられている。最近GU活性の高い輸血液が,輸血後肝炎の発生因子として重要な役割を演じている可能性があることが報告されている。ALT活性およびGU活性ともにHCV抗体陽性群に有意に高値を示すため,GU活性の高い輸血液のスクリーニングが輸血後肝炎の予防に有用であったのはALT正常のHCV抗体陽性供血者の一部が除外できていたものと考えられている。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

肝癌, 肝硬変, 急性肝炎, 慢性肝炎

参考文献

測定法文献
手登根 稔 他:検査と技術 13-10-901~905 1985
臨床意義文献
松本 啓子 他:臨床病理 34-9-1059~1064 1986

関連項目

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