SRL総合検査案内

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ループスアンチコアグラント

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ループスアンチコアグラント
    5G502-0000-022-311
    速やかに遠心
    血漿
    1.0
    PC5

    A00
    凍結
    2~4

    265
    ※6
    リン脂質中和法
    1.16以下

備考

1
採血後,速やかに室温で1500G以上15分間遠心後,バフィーコートより5mm以上うえから血漿を採取して凍結保存にてご提出ください。血小板の混入は,測定結果に影響しますのでご注意ください。
※遠心機回転数の計算式
G=1.118×10-5×r×n2
r:遠心機のローター半径(cm)
n:1分間あたりの回転数(rpm)
採血後,速やかに室温で1500G以上15分間遠心後,バフィーコートより5mm以上うえから血漿を採取して凍結保存にてご提出ください。血小板の混入は,測定結果に影響しますのでご注意ください。
※遠心機回転数の計算式
G=1.118×10-5×r×n2
r:遠心機のローター半径(cm)
n:1分間あたりの回転数(rpm)

診療報酬

D014(35)
ループスアンチコアグラント定量〔希釈ラッセル蛇毒試験法、リン脂質中和法〕
免疫学的検査判断料144点

  • 「ループスアンチコアグラント定量」及び「ループスアンチコアグラント定性」は、希釈ラッセル蛇毒試験法又はリン脂質中和法により、抗リン脂質抗体症候群の診断を目的として行った場合に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

LAは、カルジオリピンを始めとする陰性荷電を持ったリン脂質に対する自己抗体であると考えられており、in vitroではプロトロンビンの活性化に働くプロトロンビンナーゼ複合体の活性化反応を阻害する。LA陽性例では、出血傾向を認める事はまれで、むしろ血栓傾向を示し、子宮内胎児死亡や流産も高頻度に認められる。それらのことからLAは実際の凝固反応の場である血管内皮細胞や血小板膜上では、凝固反応を促進する作用もあると考えられる。LAはAPTTの延長が発見のきっかになる事が多く、その検査方法は多数報告されている。いずれの方法も、LAがin vitroでリン脂質と結合してリン脂質依存性凝固反応を阻害することを利用している。その中で、リン脂質中和法は確認試験として用いられている。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

冠動脈疾患, 関節リウマチ, 習慣流産(へパリン等の薬剤投与患者), 全身性エリテマトーデス, 突発性血小板減少性紫斑病

参考文献

測定法文献
藤岡 貴:医学と薬学 73(5):621~626,2016.
臨床意義文献
合地 研吾:日本臨床 68(増1):758~760,2010.

関連項目

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