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○血清アミロイドA蛋白 (SAA)
項目コード:B517 6
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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血清アミロイドA蛋白 (SAA)
5C080-0000-023-062 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(28日)
- 2~4
-
47
※6
- ラテックス凝集免疫法
- 3.0以下(mg/L)
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血清アミロイドA蛋白 (SAA)
診療報酬
D015(06)
血清アミロイドA蛋白(SAA)
免疫学的検査判断料144点
- 「血清アミロイドA蛋白(SAA)」を「C反応性蛋白(CRP)定性」又は「C反応性蛋白(CRP)」と併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
血中SAA濃度が上昇する疾患としては,感染症,悪性腫瘍,自己免疫疾患,組織壊死などの炎症状態にあるものが挙げられる.これらの疾患では,従来CRPがその活動度の判定指標とされてきたが,SAAの増幅度合いがCRPに比べて大きく,より鮮明に炎症の活動状況を知ることができること,ウイルス感染症及び腎移植拒絶反応など,CRPがあまり上昇しない疾患でも,SAAは顕著に上昇すること,SAAは回復期において,CRPよりも短期間に低下することからSAAはCRPに比べ病態の変化を鋭敏に反映し,回復期のモニタリングにも有用であると考えられることなどからSAAはCRPと異なる立場から臨床上注目されている.
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
SLE, ウイルス性感染症, リウマチ性疾患, 悪性腫瘍, 移植拒絶反応, 細菌・真菌感染症
参考文献
測定法文献
永徳 広美 他:生物物理化学 37-1-19~23 1993
臨床意義文献
香坂 隆夫 他:医学と薬学 31-5-1191~1210 1994