現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:00H94 0(旧 0H94 1)
検査項目
JLAC10
D015(06)
血清アミロイドA蛋白(SAA)
免疫学的検査判断料144点

分離剤+凝固促進フィルム入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年

ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
血中SAA濃度が上昇する疾患としては、感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死などの炎症状態にあるものが挙げられる。これらの疾患では、従来CRPがその活動度の判定指標とされてきたが、SAAの増幅度合いがCRPに比べて大きく、より鮮明に炎症の活動状況を知ることができること、ウイルス感染症及び腎移植拒絶反応など、CRPがあまり上昇しない疾患でも、SAAは顕著に上昇すること、SAAは回復期において、CRPよりも短期間に低下することからSAAはCRPに比べ病態の変化を鋭敏に反映し、回復期のモニタリングにも有用であると考えられることなどからSAAはCRPと異なる立場から臨床上注目されている。
SLE、ウイルス性感染症、リウマチ性疾患、悪性腫瘍、移植拒絶反応、細菌・真菌感染症
測定法文献
永徳 広美,他:生物物理化学 37(1):19~23, 1993.
臨床意義文献
香坂 隆夫,他:医学と薬学 31(5):1191~1210, 1994.