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血清アミロイドA蛋白(SAA)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 血清アミロイドA蛋白(SAA)
    5C080-0000-023-062
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    2~4

    47
    ※6
    ラテックス凝集免疫法
    3.0以下(mg/L)

診療報酬

D015(06)
血清アミロイドA蛋白(SAA)
免疫学的検査判断料144点

  • 「血清アミロイドA蛋白(SAA)」を「C反応性蛋白(CRP)定性」又は「C反応性蛋白(CRP)」と併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

血中SAA濃度が上昇する疾患としては、感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死などの炎症状態にあるものが挙げられる。これらの疾患では、従来CRPがその活動度の判定指標とされてきたが、SAAの増幅度合いがCRPに比べて大きく、より鮮明に炎症の活動状況を知ることができること、ウイルス感染症及び腎移植拒絶反応など、CRPがあまり上昇しない疾患でも、SAAは顕著に上昇すること、SAAは回復期において、CRPよりも短期間に低下することからSAAはCRPに比べ病態の変化を鋭敏に反映し、回復期のモニタリングにも有用であると考えられることなどからSAAはCRPと異なる立場から臨床上注目されている。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

SLE、ウイルス性感染症、リウマチ性疾患、悪性腫瘍、移植拒絶反応、細菌・真菌感染症

参考文献

測定法文献
永徳 広美,他:生物物理化学 37(1):19~23, 1993.
臨床意義文献
香坂 隆夫,他:医学と薬学 31(5):1191~1210, 1994.

関連項目

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