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○HTLV-Ⅰ(ATLV) 抗体(2018年12月5日ご依頼分をもって受託中止)
項目コード:335802
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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HTLV-Ⅰ(ATLV) 抗体(2018年12月5日ご依頼分をもって受託中止)
5F450-1430-023-833 -
血清
0.2 -
S09
↓
A00 -
- 3~6
-
425
※5
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ウエスタンブロット法
ウエスタンブロット法(Western blot)
目的とする蛋白質を電気泳動により分画し,電気的にニトロセルロース膜に転写して,目的の蛋白質に対する抗体を反応させた後,酵素で標識した抗体を2次反応させ,目的の蛋白質を検出する方法。イムノブロット法とも呼ばれる。 - 陰性 判定基準:下記参照
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備考
&エ
同時に複数検体をご依頼いただく場合は、所要日数が変動する場合がございます。予めご了承ください。
診療報酬
D012(49)
HTLV-Ⅰ抗体(ウエスタンブロット法及びラインブロット法)
免疫学的検査判断料144点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
HTLV-Ⅰ (ATLV) 抗体〔ウエスタンブロット法〕 (判定基準)
陽性 (+) |
エンヴタンパク (gp46) のバンドが (+) として認められ、 かつギャグタンパク (p19、p24、p53) のうち一つ以上のバンドが (+) として認められる。 |
---|---|
陰性 (-) |
全くバンドは認められない。 |
保留 (±) |
陰性および陽性の判定基準に一致しない。 |
判定保留の場合は、原理の異なる複数の検査法を実施し、できる限り経時的に検査する必要があります。
臨床意義
HTLV-Ⅰは,成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスとして発見され,さらにHTLV-Ⅰ関連脊髄症(HAM)や慢性肺疾患,関節炎,ぶどう膜炎などとの関連が明らかにされ,他臓器癌,糞線虫症などへの関与も指摘されている。ATLキャリアからの発症は,約750人から2,000人のキャリアの中から1年につき1人の発症が推察されている。キャリアからのATLの発症はほとんど母子間感染例であり,成人以降にHTLV-Ⅰに感染した場合,ATLを発症する可能性は極めて低いとされている。
HTLV-Ⅰの血清学的検査の目的は,白血病・リンパ腫などの血液疾患や脊髄症を含む種々の病態におけるHTLV-Ⅰの関与の検討や,献血者や妊婦のスクリーニングによるキャリアの発見と輸血や母子間の感染の予防およびHTLV-Ⅰウイルスの地域的な漫淫度と,その感染経路の解明のための疫学調査などに用いられる。HTLV-Ⅰ抗体の測定にはゼラチン凝集法(PA法),化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法),蛍光抗体法(FA法),ウェスタンブロット法(WB法)などがある。PA法は簡便で多数の検体を測定できるため,献血者スクリーニングに適しているが,低力価での偽陽性,非特異反応などが問題である。よって,一つの方法のみの判断では危険であり,FA法,WB法での確認を行い,病名や家族歴を確認したり,経過観察も必要である。またHTLV-Ⅰ抗体陽性の場合,その個人はHTLV-Ⅰに感染していると判断できる。ただし,ATLと最終診断するためのウイルス学的検査としてはリンパ球(末梢血またはリンパ節細胞)の内部にHTLV-ⅠプロウイルスDNAがモノクローナルに組み込まれていることをサザン法・PCR法などを用いて証明する必要がある。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
ATL, HAM, HTLV-Ⅰ関連疾患
参考文献
測定法文献
上平 憲 他:臨床とウイルス 21-1-73~76 1993
臨床意義文献
若杉 和倫 他:臨床血液 29-6-787~794 1988
関連項目
- HTLV-Ⅰ(ATLV) 抗体[PA]
- HTLV-Ⅰ(ATLV) 抗体[CLEIA]
- HTLV-1(ATLV)プロウイルスDNA(クロナリティ)
- HTLV-1核酸検出