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現在のラボ:千葉中央

アスペルギルス抗体IgG

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • アスペルギルス抗体IgG
    5E146-0000-023-023
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    2~4

    390
    ※6
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後、酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ、発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    5.0未満
    陰性
    (AU/mL)
    判定基準:下記参照

備考

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診療報酬

D0012(42)
(1→3)-β-D-グルカン 195点×2回分
免疫学的検査判断料144点

  • 「(1→3)-β-D-グルカン」を「カンジダ抗原定性」、「カンジダ抗原半定量」、「カンジダ抗原定量」、「アスペルギルス抗原」、「D-アラビニトール」、「クリプトコックス抗原半定量」又は「クリプトコックス抗原定性」、「アスペルギルスIgG抗体」(ただし、慢性進行性肺アスペルギルス症と侵襲性肺アスペルギルス症の併存が疑われる患者に対して本検査を実施した場合を除く。)と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
  • 「アスペルギルスIgG抗体」は、ELISA法により、慢性進行性肺アスペルギルス症又はアレルギー性気管支肺アスペルギルス症が疑われる患者に対して測定した場合に算定する。なお、本検査は、関連学会の定める指針に従って実施すること。

容器

補足情報

臨床意義

アスペルギルス症は、侵襲性肺アスペルギルス症 (IPA) 、慢性肺アスペルギルス症 (CPA) 、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 (ABPA) の病型に大別されます。
感染症としてのIPAとCPAでは下気道検体からの培養検査が確定診断となります。血清診断では、β-Dグルカンがスクリーニング検査として有用ですが特異的でないとされています。ガラクトマンナン (GM) 抗原はIPAの診断には有用ですが、CPAにおいては感度が低いことから、CPAの診断補助には抗体検査が有用とされています。ABPAでは、臨床診断基準の1つに特異的IgGの検出が含まれています。
本検査は、CPAおよびABPAの診断の補助および経過観察のための補助に有用です。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

慢性肺アスペルギルス症(CPA)、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)

参考文献

測定法文献
Guitard J,et al:J Clin Microbiol 50(3): 762~765,2012.
臨床意義文献
Dumollard C,et al:J Clin Microbiol 54(5):1236~1242,2016.

関連項目

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