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現在のラボ:千葉中央

ヒト癌胎児性フィブロネクチン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ヒト癌胎児性フィブロネクチン
    5C111-0000-067-023
    腟分泌物
    VP5
    凍結
    (1ヵ月)
    2~4

    204
    ※6
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    陰性

備考

&1
検体採取方法は下記をご参照ください。

診療報酬

D015(23)
癌胎児性フィブロネクチン定性(頸管腟分泌液)
免疫学的検査判断料144点

  • 「癌胎児性フィブロネクチン定性(頸管膣分泌液)」は、破水の診断のために妊娠満22週以上満37週未満の者を対象として測定した場合又は切迫早産の診断のために妊娠満22週以上満33週未満の者を対象として測定した場合のみ算定する。
  • 「腟分泌液中インスリン様成長因子結合蛋白1型(IGFBP-1)」定性」及び「癌胎児性フィブロネクチン定性(頸管腟分泌液)」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

ヒト癌胎児性フィブロネクチンは,絨毛膜トロホブラスト細胞で産生される分子量約500KDの胎児膜固有の蛋白であり,絨毛膜や脱落膜の接触面及び羊水中に特異的に存在する。ヒト癌胎児性フィブロネクチンは,妊娠していない婦人や妊娠22週以上で卵膜に障害のない妊婦の腟分泌液中にはほどんど存在しないが,細菌感染や物理的要因による卵膜の損傷や脆弱があると腟分泌液中に漏出されるようになる。本検査は卵膜の異常を検知することにより早産の危険性を把握することに役立つ。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

切迫早産

参考文献

測定法文献
Lockwood CJ et al:The New England Journal of Medicine 325-10-669~674 1991
臨床意義文献
一條 元彦 他:産婦人科治療 67-2-212~218 1993

関連項目

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