現在のラボ:千葉中央

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項目コード:
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
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凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
染色体検査のご提出について 検体は採取後,当日中にご提出ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
検体は採取後,当日中にご提出ください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
16番染色体inv(16)逆位またはt(16;16)転座は,好酸球増加を伴う急性骨髄単球性白血病(M4Eo)に特異的にみられる染色体異常。
16番染色体短腕(16p13.1)に座位するMYH11遺伝子(平滑筋ミオシン重鎖)と16番染色体長腕(16q22)に座位するCBFB遺伝子が相互転座することによりCBFB-MYH11キメラmRNAが形成される。CBFB遺伝子はCBFAとヘテロダイマーを形成し、CBFAのDNA結合性を高める転写因子として知られている。
CBFB-MYH11キメラ遺伝子がCBFBの転写因子としての機能を障害することが発症の原因と考えられている。間期核FISHによる16番染色体inv(16)逆位またはt(16;16)転座の検出は、16番染色体長腕(16q22)領域を挟むCBFB逆位プローブを用い蛍光シグナルとして検出。
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
M Mancini et al:Leukemia 14-364~368 2000