SRL総合検査案内

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CD38

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    CD38
    5I176-0000-019-662
    血液(ヘパリン加)
    3.0
    PH5
    室温
    3~5
    フローサイトメトリー

    フローサイトメトリー(Flow cytometry)
    蛍光色素で標識したモノクローナル抗体で染色した細胞を高速度で流しながらレーザー光を照射し,前方散乱光(細胞の大きさ)や90°散乱光(細胞の内部構造)と蛍光強度(細胞表面の対応抗原)から個々の細胞を解析する方法。
    2種類の蛍光色素を用いて二重染色を行い解析する場合はTwo-colorフローサイトメトリーと呼ばれる。

    18.0~59.0 (%)

備考

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受託可能日は月~金曜日です。
実施項目一覧は,下記をご参照ください。
10項目以上依頼の場合は血液5.0mL採血してください。
細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後,当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3. 骨髄液でのご依頼の場合は,専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。ただしCD34定量は保存液により希釈されると正しい検査結果が得られないため,専用容器(PH5)をご使用ください。
4.リンパ節等,組織でのご依頼の場合は,専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,室温保存してください。
(10項目以上の場合は血液5.0mL採血してください。)
検体は採取後,当日中にご提出ください。

容器

補足情報

臨床意義

CD38抗原は,NH2末端が細胞質内にある45kDaの単鎖Ⅱ型膜糖タンパクで,活性化T,B細胞,NK細胞,単球,形質細胞に存在します。特に形質細胞では,他の細胞に比べ明らかに蛍光強度が強いことから,この細胞の鑑別に有用なマーカーとなります。また,T,B細胞とも休止期では存在せず,活性化とともに発現することから活性化マーカーとしても用いられています。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

リンパ球の分化成熟とマーカーの推移, 血液腫瘍の診断, 血液腫瘍以外の疾患(自己免疫疾患,AIDS,再生不良性貧血)

参考文献

測定法文献
Ip SH et al:Clinical Chemistry 28-9-1905~1909 1982
臨床意義文献
高瀬 浩造 他:臨床免疫 18-S10-149~162 1986

関連項目

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