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現在のラボ:千葉中央

クラミドフィラ(クラミジア)シッタシ IgG

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • クラミドフィラ(クラミジア)シッタシ IgG
    5E027-0000-023-162
    血清
    0.2
    S09

    A00
    冷蔵
    3~16
    FA

    FA(Fluorescent antibody method)
    蛍光抗体法
    目的とする抗原に対して,蛍光色素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光顕微鏡下で蛍光強度を測定する方法。
    蛍光色素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して抗体を反応させた後,蛍光色素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。

    10未満(倍)

備考

&1
下記参照(*FA)
*FA:出発希釈 10倍 (髄液の測定も可能です 検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 1倍未満 出発希釈 1倍)

容器

臨床意義

クラミジアは従来Chlamydia trachomatisとC.psittaciの1属2種とされていたが,1989年にC.pneumoniaeが,また,1992年に反芻獣のクラミジアをC.pecorumとすることが提唱され,現在では1属4種となっている。オウム病はC.psittaciによって起こる疾患で,鳥類ではオウム類,インコ,カナリアなどの愛玩鳥をはじめ,ハト,スズメ,カモメなどの野鳥,アヒル,シチメンチョウなど各種の感染鳥類からの直接接触,および鳥の排泄物や羽毛の中の菌の吸入により感染し,間質性肺炎を起こす。潜伏期間は7~14日で,悪寒,発熱,咽頭痛,倦怠感,頭痛を伴い発病する。
インフルエンザ,マイコプラズマによる異型肺炎との鑑別診断が必要である。熱は39~40℃に達することもあり、高熱の割に徐脈,肺炎を合併,乾性咳嗽,多呼吸および呼吸障害,ときにバラ色の小発疹,心筋障害も合併する。X腺で浸潤陰影が認められるのが特徴とされている。血清学的診断は急性期と回復期の血清を用いて同時測定し,急性期と回復期の抗体価が4倍以上を有意上昇と認め感染の有無を判断する。なお,FA法では免疫グロブリン別に測定することが可能である。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

間質性肺炎

参考文献

測定法文献
厚生省監修:微生物検査必携 ウイルス・クラミジア・リケッチア検査 第3版 第1分冊 62~75 1987
臨床意義文献
金沢 裕:臨床と微生物 18-6-729~738 1991

関連項目

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