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尿酸(UA)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 尿酸(UA)
    3C020-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    1~2
    11
    ※4
    酵素法(ウリカーゼPOD法)

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    M 3.7~7.0 F 2.5~7.0(mg/dL)
その他の受託可能材料

備考

*
蓄尿:凍結保存は避けてください。
高尿酸血症:7.0 mg/dL超〔高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(日本痛風・核酸代謝学会)2002年〕蓄尿は依頼項目ごとに単独の検体をご提出ください。

診療報酬

D007(01)
尿酸
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

臨床意義

尿酸(UA)は,プリン体の最終代謝産物で,腎糸球体から濾過され,ほとんどが尿細管で再吸収されるが,一部は再び尿細管中に分泌されて尿中に排泄される。体内尿酸が過剰な状態では,関節滑膜や腎尿細管に尿酸ナトリウム結晶が形成され沈着するため,痛風,関節炎,痛風腎を発症する。尿酸値の測定はプリン体代謝異常や腎機能障害の診断に有用な検査である。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

Fanconi症候群, PNP欠損症, Wilson病, アルコール中毒, キサンチン尿症, 肝疾患, 先天性Xanthine Oxidase欠損症, 多発性骨髄腫, 特発性低尿酸血症, 薬剤(アロプリノール)

上昇する疾患

APRT欠乏症, Bartter症候群, HGPRT欠乏症, PP-ribose-P合成酵素異常症, グルタミン酸代謝異常症, 解糖系中間体の増加, 乾癬症, 筋原性高尿酸血症, 呼吸性アシドーシス, 腎実質障害, 痛風, 糖尿病性腎症, 特発性高尿酸血症, 尿細管吸収能亢進, 熱傷, 白血病, 肥満

参考文献

測定法文献
金井 泉,他:臨床検査法提要 第32版(金原出版):503~507,2005
臨床意義文献
西岡 久寿樹:日本臨床 53-増-469~472 1995

関連項目

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