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チモール混濁反応 (TTT)(2019年3月30日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    チモール混濁反応 (TTT)(2019年3月30日ご依頼分をもって受託中止)
    3A025-0000-023-292
    血清
    0.6
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    1~2
    日本消化器病学会肝機能研究班 標準法変法
    2.5以下(U)

診療報酬

膠質反応

容器

臨床意義

TTTは,ZTTとともに一般に行われている膠質反応で,肝疾患の診断および経過の追跡に古くから用いられているが,今なお急性肝炎の慢性化や慢性肝疾患の程度を知る指標として用いられている。しかしながら蛋白比の変動により変化するため,肝疾患診断的価値はあまり高くない。
TTT異常はIgG,IgMの増加(A型肝炎),アルブミン減少,脂質,リポ蛋白の増加の場合にその頻度が高く,また胆汁うっ帯では特に糖蛋白の血中増加が本反応の修飾(抑制)を行う。消化器病学会肝機能研究班の肝機能検査法の選択基準の改訂(1994年8月)によれば,セット化された項目には膠質反応としてZTTは記載されているが,TTTは除かれている。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

移転性肝癌

上昇する疾患

カラアザール, ガンマグロブリン上昇を伴う炎症性疾患, マラリア, 感染を伴う長期にわたる肝外胆汁うっ滞, 肝炎, 肝硬変, 高脂血症, 消化管異常, 伝染性単核症, 無黄疸性肝炎, 膠原病

参考文献

測定法文献
金井 正光,他:臨床検査法提要 第34版(金原出版):459,2015.
臨床意義文献
門奈 丈之 他:日本臨床 53-増-163~166 1995

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