現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA

項目コード:3039
検査項目
JLAC10
IRMA(Immuno radio metric assay)
免疫放射定量法
RIAの1つで,固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,放射性同位元素(RI)で標識した抗体を抗原に2次反応させる方法。
固相化抗体と標識抗体が抗原を挟む形で結合することから,サンドイッチ法とも呼ばれる。
※1
D009(15),B001(03ロ)
SPan-1,悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ヒト膵癌細胞株SW1990を免疫抗原として作成されたモノクローナル抗体が認識する癌関連抗原で,高分子ムチン様蛋白質である。Span-1抗原は膵癌を中心に消化器癌に高頻度に存在するが正常膵,腎尿細管,胆管上皮,気管上皮にもわずかに存在する。意義として,膵癌および肝・胆道系癌で高い陽性率を示し,また良性疾患での陽性率が低いため膵癌との鑑別診断の指標に有用であり,治療効果のモニタリングとしても用いられる。各種疾患における陽性率はCA-50と類似しており,良性肝疾患に対する偽陽性率はCA19-9よりも高い。慢性膵炎での偽陽性率は低い。
肝癌, 胆道系疾患, 膵癌
測定法文献
梅山 馨 他:膵臓 3-4-528~539 1988
臨床意義文献
鄭 容錫 他:クリニカ 16-4-251~256 1989