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抗IA-2抗体

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗IA-2抗体
    5G342-0000-023-023
    血清
    0.6
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    4~10

    213
    ※5
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    0.6未満(U/mL)

備考

※1

診療報酬

D008(43)
抗IA-2抗体
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

  • 「抗IA-2抗体」は、すでに糖尿病の診断が確定し、かつ、「抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)」の結果、陰性が確認された患者に対し、1型糖尿病の診断に用いた場合に算定する。
    なお、当該検査を算定するに当たっては、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)の結果、陰性が確認された年月日を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

容器

補足情報

臨床意義

1型糖尿病は、劇症1型糖尿病、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の3つに分類されます。このうち、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)は2型糖尿病と類似した臨床像を呈しますが、治療法が異なるため、適切な治療のためには病型の判別が重要となります。
その診断には膵島関連自己抗体の測定が必要ですが、陽性率の高い抗GAD抗体の陰性例において、抗IA-2抗体陽性の場合は、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の可能性があります。
抗IA-2抗体は、2018年4月診療報酬改訂により「30歳未満」に限る年齢制限がなくなり、30歳以上であっても、抗GAD抗体陰性患者の1型糖尿病の診断に用いることができるようになりました。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)

参考文献

測定法文献
川﨑 英二,他:医学と薬学 66(2):345~352,2011.
臨床意義文献
川﨑 英二,他:医学と薬学 75(6):669~680,2018.

関連項目

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