現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:05882 7(旧 5882 7)
検査項目
JLAC10
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
D008(43)
抗IA-2抗体
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
1型糖尿病は、劇症1型糖尿病、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の3つに分類されます。このうち、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)は2型糖尿病と類似した臨床像を呈しますが、治療法が異なるため、適切な治療のためには病型の判別が重要となります。
その診断には膵島関連自己抗体の測定が必要ですが、陽性率の高い抗GAD抗体の陰性例において、抗IA-2抗体陽性の場合は、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の可能性があります。
抗IA-2抗体は、2018年4月診療報酬改訂により「30歳未満」に限る年齢制限がなくなり、30歳以上であっても、抗GAD抗体陰性患者の1型糖尿病の診断に用いることができるようになりました。
1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)
測定法文献
川﨑 英二,他:医学と薬学 66(2):345~352,2011.
臨床意義文献
川﨑 英二,他:医学と薬学 75(6):669~680,2018.