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○抗GAD抗体
項目コード:06537 9(旧 6537 7)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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抗GAD抗体
5G340-0000-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
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134
※5
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ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 5.0未満(U/mL)
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抗GAD抗体
診療報酬
D008(19)
抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △
- 「抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)」は、すでに糖尿病の診断が確定した患者に対して1型糖尿病の診断に用いた場合又は自己免疫介在性脳炎・脳症の診断に用いた場合に算定できる。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)抗体は,インスリン依存性糖尿病(IDDM)に高頻度に検出される膵β細胞に対する抗体である。GADは1990年Baekkeskovらによって抗膵β細胞64KD蛋白抗体の抗原であることが報告された。膵β細胞破壊に起因するインスリン不足により発症するIDDMにおいては,抗GAD抗体が高頻度に検出され,IDDM発症の診断的マーカーとして抗GAD抗体の測定は有用である。
参考文献
測定法文献
及川 洋一,他:医学と薬学 72(9):1551~1560,2015.