現在のラボ:札幌ミライラボ
○C-ペプチド(CPR)
項目コード:210002 / 0586
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
C-ペプチド(CPR)
4G020-0000-023-052 -
血清
0.4 -
S09
↓
A00 -
- 1~3
-
105
※5
-
CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - 負荷前 0.61~2.09(ng/mL)
-
C-ペプチド(CPR)
診療報酬
D008(12)
C-ペプチド(CPR)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △
- 「C-ペプチド(CPR)」を同時に血液及び尿の両方の検体について測定した場合は、血液の場合の所定点数のみを算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
C-ペプチドは分子量3,617でインスリンの前駆物質であるプロインスリンの構成成分である。一般的に生体に対する生物学的活性はないと考えられている。膵β細胞内でインスリン部分とC-ペプチド部分(アミノ酸31個)に分離されて血中に放出される。又,インスリンに比べ代謝が遅く一部は腎臓で代謝され尿中に排泄される。血中半減期は11分。
血中C-ペプチド測定の意義は,ほぼ血中IRI値の場合と同じであるが,インスリン投与時,あるいは,インスリン抗体が存在する場合の膵β細胞のインスリン分泌能評価に有用である。インスリン投与やインスリン抗体または,プロインスリンの干渉を受けずに測定できる。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
下垂体機能低下症, 褐色細胞腫, 糖尿病, 副腎不全
上昇する疾患-①インスリン高値
インスリノーマ, インスリン自己免疫症候群(インスリン抗体の存在), プロインスリン血症
上昇する疾患-②インスリン正常
インスリノーマ, 腎不全
参考文献
測定法文献
近藤 啓,他:日本臨床検査自動化学会会誌 33(2):190~195, 2008.
臨床意義文献