現在のラボ:札幌ミライラボ

項目コード:726701
検査項目
JLAC10
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後、酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ、化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。
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他の検査項目との同時依頼はできませんのでご注意ください。
プログラフ、グラセプター
採血容器についての注意事項
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
下図の容器に採血し、よく混和させ、血液のまま凍結保存してください。
B001(02),B001(02ハ),B001(02ヌ)
特定薬剤治療管理料,免疫抑制剤(臓器移植後),タクロリムス水和物(全身型重症筋無力症),タクロリムス水和物(関節リウマチ),タクロリムス水和物(ループス腎炎),タクロリムス水和物(潰瘍性大腸炎),タクロリムス水和物(間質性肺炎(多発性筋炎又は皮膚筋炎に合併するものに限る。))
EDTAー2K入り (真空採血量2mL)
内容:EDTAー2K 3.6mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
タクロリムスは免疫抑制剤であり、その免疫抑制作用は、主としてT細胞からの分化・増殖因子であるインターロイキン2およびインターフェロンγ等のサイトカインの産生を阻害することにより発揮される。
タクロリムスは、腎や肝などの移植患者における拒絶反応の抑制や、骨髄移植患者における移植片対宿主病(GVHD)の予防と治療を目的として投与されるが、経口投与時の吸収は一定しておらず、患者により個人差が生じる。そのため、血中濃度が高い場合の副作用並びに、血中濃度が低い場合の拒絶反応の発現防止のための、個々のモニタリングが重要であり、その投与量を調節するために、血中濃度の測定を頻回に行う。
測定法文献
岡崎 一幸,他:医学と薬学 79(8):1109~1116, 2022.
臨床意義文献
免疫抑制薬TDM 標準化ガイドライン 2018 [臓器移植編]