現在のラボ:札幌ミライラボ
○赤血球表面マーカー検査 CD59 ★
項目コード:357701 / 2817
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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赤血球表面マーカー検査 CD59 ★
5I247-0000-019-662 -
血液(ヘパリン加)
1.0 - PH5
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- 3~6
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フローサイトメトリー
フローサイトメトリー(Flow cytometry)
蛍光色素で標識したモノクローナル抗体で染色した細胞を高速度で流しながらレーザー光を照射し,前方散乱光(細胞の大きさ)や90°散乱光(細胞の内部構造)と蛍光強度(細胞表面の対応抗原)から個々の細胞を解析する方法。
2種類の蛍光色素を用いて二重染色を行い解析する場合はTwo-colorフローサイトメトリーと呼ばれる。 - 99.8以上(%)
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備考
&1
受託可能日は月~金曜日です。
細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後、当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3. 骨髄液でのご依頼の場合は、専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。ただしCD34定量は保存液により希釈されると正しい検査結果が得られないため、専用容器(PH5)をご使用ください。
4.リンパ節など、組織でのご依頼の場合は、専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。
★検体受付は採血当日の午後3時までとなっておりますので、ご注意ください。ご提出の際は当社までご連絡ください。
下図の容器に採血し、よく混和させ、室温保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。
容器
PH5 旧容器記号 G 12
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
臨床意義
CD59(HRF20:20KDa-Homologous restriction factor)は,MAC(membrane attack complex)形成時のC8 C9 に結合し,C9 の重合を阻害することによって,MAC の形成を阻害し,補体の活性化による溶血を阻止する補体調節蛋白である.この蛋白は血液細胞のGPI-anchor(glycosyl-phosphatidylinositol anchor)の部分で膜に結合しているGPI 膜結合蛋白で,補体の血管内活性から自己細胞を守る重要な役割を果たしている.
赤血球上でCD59が欠損していると,活性化された補体によって,血管内溶血を生じる.後天的な造血幹細胞の異常により,GPI 膜蛋白の欠損した異常血球が産生され,溶血を呈する発作性夜間血色素尿症(PNH:paroxysmal nocturnal hemoglobinuria )の診断などに有用である.
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
先天性CD59 欠損症, 発作性夜間血色素尿症(PNH:paroxysmal nocturnal hemoglobinuria )
参考文献
臨床意義文献
中野 泰子:臨床免疫 25-1-135~142 1993