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現在のラボ:札幌ミライラボ

ノロウイルスRNA定性

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ノロウイルスRNA定性
    5F630-1450-015-875
    糞便
    0.5g
    F00
    凍結
    (7日)
    2~9
    RT-PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

    検出せず

備考

&1
他項目との重複依頼は避けてください。 本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。 依頼件数によって、所要日数が変動いたします。
糞便の中央部より0.5g(小指先大)を下図の容器に入れ,必ず凍結保存してください。

容器

補足情報

臨床意義

ノロウイルスは、冬季を中心に流行する感染性胃腸炎の主な原因として知られていますが、近年、調理従事者等による食品の二次汚染が原因と思われるウイルス性食中毒が増加傾向にあります。ノロウイルスは手指や食品を介して体内に取り込まれ、腸管で増殖し、糞便および吐物中に大量に排出されます。ノロウイルスの排出は症状消失後も数週間にわたり継続すること、不顕性感染者が一定数存在しており、発症者と同様に糞便中からウイルスが検出されることが明らかになっており、新たな感染源となる可能性が指摘されています。検査としては、イムノクロマトグラフィー法やELISA法による抗原検査が広く普及していますが、調理従事者等の非発症者を対象とした場合は、より高感度な検査法を用い、ノロウイルスを保有していないことを定期的に確認することが望ましいとされています。本項目は、リアルタイムRT-PCR法により、糞便中に存在するノロウイルスのGⅠおよびGⅡを同時に検出いたします。最小検出感度は1反応あたり50コピーであり、概ね便1gあたり105 オーダーのノロウイルスを検出可能です。調理従事者等の衛生管理や、感染性胃腸炎の診断補助にご活用ください。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

感染性胃腸炎

参考文献

測定法文献
Kageyama T,et al : J Clin Microbiol 41(4):1548~1557,2003.
臨床的意義文献
厚生労働省:大量調理施設衛生管理マニュアル(最終改正:平成29年6月16日付け生食発0616第1号),2017.

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