現在のラボ:札幌ミライラボ

項目コード:247337 / 4528
検査項目
JLAC10
&1
肺癌 PD-L1タンパク(IHC)SP263の提出方法
1)癌細胞の有無が不明な場合もありますので、検査依頼時に病理診断書(コピー)の添付をお願いいたします。(ただし、当社で一般病理検査を実施している場合は不要です。)なお、諸事情により添付できない場合には、依頼書に病理診断名(組織型等)の他、臨床情報等可能な範囲での記載をお願いいたします。
2) 材料は肺癌(原発巣または転移巣)の未染標本スライド(ホルマリン固定パラフィンブロックから作製されたもの)となります。シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ、薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後、ご提出ください。
3)組織は4~5μmの厚さに薄切し、なるべく中央に貼りつけてください。
4)パラフィンブロックでご依頼の場合、未染標本スライド作製のため所要日数が遅れますので、営業員へご確認ください。
<検体の取り扱い方法>
シラン等のコーティングスライドをご使用のうえ、薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後、ご提出ください。組織は4 ~ 5μmの厚さに薄切し、なるべく中央に貼り付けてください。
N005-3
PD-L1タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製
病理判断料130点
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
本来、身体に有害な病原体や癌などの異常細胞は、NK細胞やT細胞などの免疫細胞によって排除されています。しかし一部の癌細胞は自己防衛のためPD-L1という物質を発現し、T細胞が持つ免疫抑制もしくは停止スイッチのPD-1に結合し、免疫機能を阻害しています。そのため、PD-1とPD-L1の結合を阻害して、T細胞の細胞障害活性を回復させる免疫チェックポイント阻害剤が注目されています。
本項目は、非小細胞肺癌患者において、免疫チェックポイント阻害剤の一種であるデュルバルマブ(商品名:イミフィンジ®)の投与可否を判断するために用いられる検査です。
非小細胞肺癌
測定法文献
名倉 宏,他:渡辺・中根 酵素抗体法 改訂四版(学際企画):147~150, 2002.
臨床意義文献
Antonia SJ,et al:N Engl J Med 377(20):1919~1929,2017.