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現在のラボ:札幌ミライラボ

C1q

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • C1q
    5B040-0000-023-063
    血清
    0.4
    S09

    A00
    凍結
    2~15
    ネフェロメトリー

    ネフェロメトリー(Nephelometry)
    抗原抗体反応による混濁物に光を照射させ,光の散乱強度を測定する方法。

    8.8~15.3(mg/dL)

備考

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容器

臨床意義

免疫複合体によりC1q を介して後続補体成分が活性化されると,食菌作用の促進,病原微生物や腫瘍細胞の破壊など生体防御上極めて重要な役割を果たす.また活性化の過程でC3とC5のN末側から切断されるペプチド断片C3aやC5aにより生体防御上の目的だけでなく,しばしば難治性のアレルギーを伴う炎症を起こす.抗体がなくともDNAやヒアルロン酸などのポリアニオン,プロタミンなどのポリカチオンとポリアニンの反応系,CRPと肺炎球菌の多糖,グラム陰性菌のlipid A,レトロウィルスの表層膜,細胞構築成分のフィラメントなどは後続補体成分を活性化する.DNAや細胞構築成分のフィラメントetcによる古典的経路の活性化は活性部位で組織や細胞の破壊をきたしSLEなどの自己免疫性疾患の病態に大きな影響を与える.

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

(C1q 欠損症), SLE, 糸球体腎炎, 無γグロブリン血症, 免疫不全症

上昇する疾患

アナフィラキシー紫斑病, クリオグロブリン血症, 肝硬変, 関節リウマチ, 急性肝炎, 強皮症, 劇症肝炎, 血管炎, 骨髄炎, 痛風, 慢性活動性肝炎

参考文献

測定法文献
櫻林 郁之介 他:臨床病理 特53-71~81 1983
臨床意義文献
米増 國雄 他:日本臨床 43-増下-282~286 1985

関連項目

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