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項目コード:213905
検査項目
JLAC10
RIA(Radio immunoassay)
放射性免疫測定法
抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。
&C
性別を明記してください。また妊婦の場合は妊娠週数を明記してください。
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
エストロン (E1) | エストラジオール (E2) | エストリオール (E3) | |||
---|---|---|---|---|---|
非妊婦 | 女性 | 卵胞期 | 1.00~8.00 | 0.50~5.00 | 1.00~8.00 |
排卵期 | 2.00~20.0 | 2.00~10.0 | 2.00~20.0 | ||
黄体期 | 5.00~20.0 | 5.00~20.0 | 5.00~30.0 | ||
男性 | 0.30~10.0 | 0.10~3.00 | 0.30~10.0 | ||
妊婦 | 21~24週 | 410~2630 | 369~1270 | 6700~23700 | |
25~28週 | 465~3140 | 368~1500 | 8250~31500 | ||
29~32週 | 379~3360 | 582~1500 | 9450~33400 | ||
33~36週 | 445~3960 | 561~2530 | 11500~74200 | ||
37~40週 | 465~5490 | 683~3130 | 17400~87300 |
エストロンの1日産生量の約70%はアンドロステンジオンからの代謝産物である。男子は睾丸,副腎で産生され,女子は50%が卵巣から産生される。エストロンは,エストラジオールに比べ,子宮内膜,子宮筋などに対する生物学的活性は弱く,その臨床的意義も明らかではない。エストロンは,閉経期以後で,エストラジオールより高値を示すことなどから,個体保存の役割の一部を果たしている可能性が示唆されている。また肥満,やせ,加齢,妊娠,子宮内膜癌,多嚢胞卵巣症候群(PCO)などにおいて関連性も示唆されている。
測定法文献
牧野 拓雄 他:日本内分泌学会雑誌 50-4-788~796 1974
臨床意義文献
清水 幸子 他:日本臨床 53-増-553~565 1995