現在のラボ:札幌ミライラボ
○α2プラスミンインヒビター・ プラスミン複合体(PICテスト)
項目コード:104703 / 1311
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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α2プラスミンインヒビター・ プラスミン複合体(PICテスト)
2B280-0000-022-062 -
血漿
0.5 -
PC2
↓
A00 -
(21日)
- 1~2
-
150
※3
- ラテックス免疫比濁法
- 0.8以下(μg/mL)
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α2プラスミンインヒビター・ プラスミン複合体(PICテスト)
備考
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)
診療報酬
D006(21)
プラスミン・プラスミンインヒビター複合体(PIC)
血液学的検査判断料125点 □
容器
PC2 旧容器記号 K H2 11
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
凝固系が活性化されると最終的にトロンビンが生じ,フィブリン血栓が形成される。生じた血栓はプラスミノーゲン(PLG),プラスミン系を介する線溶反応により処理される。
α2プラスミン・インヒビター(α2-PI)は,線維素溶解酵素(PM)の最も重要なインヒビターであり,線溶系の活性化に伴い生じたPMと1対1の複合体(PIC)を形成し,これを失活させる。
PICは,基本的には正常では存在せず,生体内半減期もプラスミノーゲンやα2-PIが数日間なのに比べ,約6時間と短いために,その存在量は採血時点の線溶反応をかなり忠実に反映する。したがってその量を知ることは,血中線溶反応亢進を知るためのよい指標となる。なおPICテストの測定結果は,厚生省血液凝固異常症調査研究班によるDIC診断基準に補助的検査成績として採用されている。
異常値を示す病態・疾患
高値疾患
DIC, 線溶亢進状態
参考文献
測定法文献
金井 正光,他:臨床検査法提要 改訂第32版(金原出版):458~459, 2005.
臨床意義文献
福田 千佐子 他:臨床病理 36-3-346~350 1988