現在のラボ:札幌ミライラボ
○抗核抗体(ANA)
項目コード:338202 / 4245
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
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抗核抗体(ANA)
5G010-0000-023-162 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
- 2~5
-
99
※6
-
FA
FA(Fluorescent antibody method)
蛍光抗体法
目的とする抗原に対して,蛍光色素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光顕微鏡下で蛍光強度を測定する方法。
蛍光色素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して抗体を反応させた後,蛍光色素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。 - 40未満(倍)
-
抗核抗体(ANA)
備考
&1
診療報酬
D014(05)
抗核抗体(蛍光抗体法)半定量
免疫学的検査判断料144点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
抗核抗体 (ANA) の成人健常者における出現率
抗体価 | 出現率 (%) |
---|---|
40倍未満 | 67~75 |
40倍 | 16~22 |
80倍 | 7~13 |
160倍 | 1~4 |
320倍 | 1 |
臨床意義
抗核抗体とは,真核細胞の核内に含まれる様々な抗原性物質に対する抗体群の総称である。膠原病各疾患の患者血清中には,その疾患に特有な自己抗体群が検出されている。
本検査は抗核抗体群のすべてを一括検出する第一次スクリーニング検査法で本検査が陽性であれば,次の段階としては,どの種類の抗核抗体が陽性なのかを検査を進める。また抗核抗体の陽性が確認された場合は,染色型(患者のもつ抗体が反応した核抗原が,核内にどのように分布しているかによって描かれる紋様)も同時報告され,この染色パターンから,おおよその対応抗体が推測できる。
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
その他の自己免疫性疾患, 各膠原病(オーバーラップ症候群,シェーグレン症候群,強皮症,混合性結合組織病,自己免疫性肝炎,全身性エリテマトーデス(SLE),多発性筋炎/皮膚筋炎,関節リウマチ), 薬剤誘発性ループス
参考文献
測定法文献
東條 毅:臨床検査 30-7-687~692 1986
臨床意義文献
高野 慎 他:臨床検査 30-7-711~718 1986