SRL総合検査案内

0個選択中

現在のラボ:札幌ミライラボ

ヒトパルボウイルスB19DNA 定性

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ヒトパルボウイルスB19DNA 定性
    5F011-1440-023-851
    血清
    0.7
    S09

    ARR
    凍結
    (3ヵ月)
    3~6
    PCR

    PCR(Polymerase chain reaction)
    DNAが加熱により2本鎖から1本鎖に解離し,冷却することで2本鎖に戻ることを利用し,1本鎖DNAを鋳型として目的のプライマーを結合させ,DNAポリメラーゼの転写反応によりDNA合成を行うことを繰り返し,目的とするDNA領域を指数関数的に増幅させる方法。

    (-)

備考

&1
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

容器

補足情報

臨床意義

ヒトパルボウイルスB19(B19)は伝染性紅斑の原因ウイルスである。わが国では俗にリンゴ病と呼ばれている。B19感染症は,伝染性紅斑の有無にかかわらず遺伝性溶血性貧血患者に診られる造血障害発作,胎児水腫,流産,多発性関節炎との関係が報告されており,また,関節リウマチとの因果関係も示唆され多彩な病像を示し,多くの臨床的な問題を起こすので,その全体像を見通す観察が必要である。
典型的な臨床症状として,頬部の紅斑状丘疹が融合し,両頬部に蝶型,平手打ち様,リンゴ様のびまん性紅斑を認める。
B19は感染後血中(骨髄赤芽球前駆細胞のみ増殖する)に存在し,ウイルス血症期間は口腔内および尿中にも存在する。感染経路は飛沫や接触,例外的に輸血がある。確定診断としてPCRによるウイルスDNAの検出と血清学的検査としてEIA法による抗体価の測定が一般的である。本検査法は,PCRを用いて高感度,特異的にヒトパルボウイルスB19 DNAを検出する。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

関節炎, 血管性紫斑病, 胎児感染, 伝染性紅斑, 発疹症

参考文献

測定法文献
Sevall JS:Molecular and Cellular Probes 4-237~246 1990
臨床意義文献
斎藤 由美子 他:臨床病理 41-2-203~208 1993

関連項目

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボを選択してください

ラボを選ぶ

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボ一覧

検査・関連サービス事業 グループ会社:
  • 日本臨床
  • SRL北関東
  • 北信臨床