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EML4-ALK 融合遺伝子定性(2024年3月28日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止 曜日指定
    EML4-ALK 融合遺伝子定性(2024年3月28日ご依頼分をもって受託中止)
    8C496-9961-070-875
    組織
    100mg
    ARR
    凍結
    (3日)
    7~12
    RT-PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

    検出せず

備考

&1
受託可能日は月~金曜日です。組織材料は悪性腫瘍が認められていることを確認のうえ、ご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
EML4-ALK融合遺伝子定性の組織以外の材料の場合
検査には1×107個程度の細胞が必要です。採取した 20mL以上の胸水、肺胞洗浄液、気管支擦過洗浄液を指定容器(ARR)に入れ、1500~3000G(※)で5分間2~4℃にて遠心分離し、上清をできるだけ取り除いた沈渣を、必ず凍結してご提出ください。ご提出された検体の細胞数が1×107個より少ない場合は、検査不能となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※遠心機回転数の計算式
 G=1.118×10-5×r×n2
 r:遠心機のローター半径(cm)
 n:1分間あたりの回転数(rpm)

容器

臨床意義

2007年に発見された肺がんの原因となるEML4-ALK融合遺伝子はチロシンキナーゼの一種であるALKがEML4と融合することで活性化され発癌を誘発する。ALK融合遺伝子陽性肺癌は非小細胞肺癌の約5%程度で非喫煙者の若年腺癌に多いとされており、EGFR,KRAS遺伝子変異とは相互排他的関係にあるとされている。近年ではチロシンキナーゼ活性を阻害する分子標的薬が注目されており、本邦ではクリゾチニブ、アレクチニブの2薬剤が保険承認されている。ALK融合遺伝子陽性肺癌治療におけるALK阻害剤投与を決定する上でEML4-ALKの有無を検出することが有用である。

参考文献

測定法文献
Horn L et al:Journal of Clinical Oncology 27(26):4232~4235,2009.
臨床意義文献
Soda M et al :Nature 448(7153):561~566,2007.

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