現在のラボ:札幌ミライラボ

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項目コード:138248 / 4305
検査項目
JLAC10
リアルタイムPCR
PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。
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受託可能日は月~金曜日です。
材料は悪性腫瘍が認められていることを確認のうえ、ご提出ください。特に生検組織は検体が微量であることが多く、組織自体がほとんど消失している場合や、腫瘍細胞が含まれていない組織片になっている可能性があるので、あらかじめご注意願います。他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
●組織以外の材料について
採取した胸水、肺胞洗浄液、気管支擦過洗浄液を指定容器(ARR)に入れ、室温にて遠心分離(760G [2000~3000rpm]×10分間)し、上清を 出来るだけ取り除いた沈渣を、必ず凍結しご提出ください。
●留意事項
検体採取後2時間以内に処理願います。また、ご提出された検体の細胞数が少ない場合には、検査不能となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。基準値は、本検査項目の試薬添付文書に則った表記としております。
D004-2(01 イー1ア)
肺癌におけるROS1融合遺伝子検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点 ◎
滅菌ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ROS1融合遺伝子とは、ROS1の全チロシンキナーゼドメインとパートナー遺伝子の一部が融合して形成される融合遺伝子で、非小細胞肺癌・胆管癌・胃癌・卵巣癌など様々な癌で確認されており、染色体再構成によって活性化されています。本検査は、本融合遺伝子の検出を行い、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の患者に対し、クリゾチニブおよびエヌトレクチニブの適応判断の補助に用いられます。
肺癌(非小細胞肺癌)
測定法文献
日本肺癌学会:肺癌患者におけるROS1融合遺伝子検査の手引き 第1.0版2017年4月6日
臨床意義文献
W.Cai,et al:Annals of Oncology 24:1822-1827, 2013.