現在のラボ:金沢ラボ

項目コード:031302
検査項目
JLAC10
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
#1
フェノバール、ワコビタール、ルミナール
採血容器についての注意事項
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
B001(02),B001(02ロ)
特定薬剤治療管理料,抗てんかん剤(てんかん患者)
分離剤なし (真空採血量7mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
フェノバルビタールは血中濃度と効果との間に関連があるが,単独服用する限り,服用量から血中濃度を予測することができる。しかし,疾病時や薬物間相互作用によって血中濃度が大きく変化するのでその効果も変わる。また,フェノバルビタールは他の抗てんかん薬の血中濃度に大きな影響を与えるので,併用薬物も含めて血中濃度も測定しながら臨床上最適な服用量を設定する必要がある。
測定法文献
石橋 みどり 他:医学と薬学 42-6-1061~1074 1999
臨床意義文献
川崎 博己 他:日本臨床 53-増-921~923 1995