現在のラボ:金沢ラボ

項目コード:031403
検査項目
JLAC10
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
#1
アレビアチン、ヒダントール、ジフェニルヒダントイン
採血容器についての注意事項
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
下図の容器に採血し、よく混和させ、血漿分離してください。
血漿は冷蔵保存してください。
B001(02),B001(02ロ)
特定薬剤治療管理料,抗てんかん剤(てんかん患者)
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
フェニトインは抗てんかん剤であり、非線型の体内動態を示し、投与量と血中濃度は比例しないので、投与量変更に際しては血中濃度測定が必要である。脳の中枢に作用してけいれんを抑制するので、てんかんのけいれん発作を抑える。また抗てんかん作用あるいは副作用は血中濃度の変化とよく相関することから、この薬剤の血中濃度の測定は重要視されている。
測定法文献
石橋 みどり 他:医学と薬学 42-6-1061~1074 1999
臨床意義文献
古野 勝志 他:日本臨床 53-増-924~927 1995