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○Asp f 1(アスペルギルス由来)
項目コード:728602
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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Asp f 1(アスペルギルス由来)
5A100-2523-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
各110 上限1430
※6
-
FEIA
FEIA(Fluorescence enzyme immunoassay)
蛍光酵素免疫測定法
EIAの1つで,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光基質を加えて蛍光強度を測定する方法。 - クラス 0 0.35未満 (UA/mL)
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Asp f 1(アスペルギルス由来)
備考
#1
判定基準,アレルゲン一覧表は下記をご参照ください。
アレルゲンは一時的に入手不可能なものがありますので,あらかじめご了承ください。
診療報酬
D015(13)
特異的IgE半定量・定量
免疫学的検査判断料144点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
特異的IgE (シングルアレルゲン) FEIA法 (判定基準)
クラス | 特異的IgE抗体価 (UA/mL) | 判定 |
---|---|---|
0 | 0.35未満 | 陰性 |
1 | 0.35~0.70未満 | 疑陽性 |
2 | 0.70~3.50未満 | 陽性 |
3 | 3.50~17.5未満 | |
4 | 17.5~50.0未満 | |
5 | 50.0~100未満 | |
6 | 100以上 |
臨床意義
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)は、重症喘息の中に潜在している例も多く、再発を繰り返すと線維化から呼吸不全に至ることもあり、早期の診断と治療が大切な疾患です。
成人気管支喘息患者のうち10%前後にアスペルギルス感作があるとされております。アスペルギルス感作喘息の10%~20%(成人気管支喘息の1%~2%)がABPAとされており、早期に疑い、積極的にABPAスクリーニングのためのCT検査等を進めていく必要があります。
本項目は、アスペルギルスから抽出されるアレルゲンコンポーネントの1つの特異的IgE検査で、ABPAの発症原因となるアスペルギルス・フミガーツスの主要アレルゲンを検出するため、ABPAの診断補助に有用です。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 (ABPA)
参考文献
測定法文献
奥田 勲 他:医学検査 (46) 10:1525~1530.1997.
臨床意義文献
Yama Fukutomi,et al:Allergol int.65 (1) :30~36,2016.