現在のラボ:金沢ラボ

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項目コード:701514
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
#1
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。CSF1レセプターを指標として5q-を検出します。
染色体検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを指定の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
5番染色体長腕欠失(5q-)は、骨髄異形成症候群(MDS)や急性骨髄性白血病(AML)において見られる染色体異常であり、MDSにおいてはその約17%に検出される。5q-においては5q13からq31あるいは5q13からq33までの腕内欠失が多く見られる。5qには様々な細胞増殖因子とそのレセプター、神経伝達物質およびホルモンレセプターをコードする遺伝子が集中していることから、病態との関連が注目されている。また、複数の転座や欠失、過剰を併せ持つ複雑型症例は、一般に予後不良であるとされており、それらには高率に-5や5q-が見られる。
本検査は、FISH法を用い5q32に座位するCSF1R遺伝子を含む領域をプローブとして5q-を検出する。
急性非リンパ性白血病(ANLL), 骨髄異形成症候群(MDS)
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
掘池 重夫:臨床染色体診断法 (金原出版) 581~594 1996