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現在のラボ:金沢ラボ

CSF1R del(5)長腕欠失

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    CSF1R del(5)長腕欠失
    8B354-0000-046-841
    骨髄液
    1.0
    H00
    冷蔵
    7~10

    2477
    ※2
    FISH

    FISH(Fluorescence in situ hybridization)
    蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
    蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
    蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。

その他の受託可能材料

備考

#1
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。CSF1レセプターを指標として5q-を検出します。

染色体検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。

骨髄液1.0mLを指定の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。

診療報酬

D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点

  • FISH法を用いた場合については、患者1人につき1回に限り算定できる。ただし、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫又は多発性骨髄腫の診断の目的で検査を行った場合に、患者の診断の確定までの間に3回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

5番染色体長腕欠失(5q-)は、骨髄異形成症候群(MDS)や急性骨髄性白血病(AML)において見られる染色体異常であり、MDSにおいてはその約17%に検出される。5q-においては5q13からq31あるいは5q13からq33までの腕内欠失が多く見られる。5qには様々な細胞増殖因子とそのレセプター、神経伝達物質およびホルモンレセプターをコードする遺伝子が集中していることから、病態との関連が注目されている。また、複数の転座や欠失、過剰を併せ持つ複雑型症例は、一般に予後不良であるとされており、それらには高率に-5や5q-が見られる。
本検査は、FISH法を用い5q32に座位するCSF1R遺伝子を含む領域をプローブとして5q-を検出する。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

急性非リンパ性白血病(ANLL), 骨髄異形成症候群(MDS)

参考文献

測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
掘池 重夫:臨床染色体診断法 (金原出版) 581~594 1996

関連項目

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