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消化状態

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 消化状態
    1B060-0000-015-920
    糞便
    拇指頭大
    F00
    冷蔵
    6~7
    20
    ※1
    ズダンⅢ染色法、ヨード染色法

備考

#M
凍結保存は避けてください。
糞便1.0g(拇指頭大)を指定の容器に入れ,冷蔵保存してください。

診療報酬

D003(02)
糞便塗抹顕微鏡検査(虫卵、脂肪及び消化状況観察を含む。)
尿・糞便等検査判断料34点

容器

臨床意義

正常人糞便の含有成分には、①消化吸収不能の食物残渣 ②消化可能の食物の過量摂取 ③消化液またはその成分 ④食物分解産物 ⑤消化管の有形物質 その他である。肉眼的に糞便の色調や硬度を観察することで腸管の機能,狭窄の有無,胆汁排泄状態の把握や種々の異物含有により病態を推定することも可能である。また,ズタンⅢ染色により脂肪,ヨード染色により澱粉を証明し吸収傷害,消化傷害など診断指標のひとつとして有用である。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

胆石,結石→結晶が認められた時, 糖質消化障害→デンプンが認められた時, 膵液分泌不全→脂肪が認められた時

参考文献

測定法文献
金井 泉 他:臨床検査法提要 第30版 (金原出版) 179~182 1993

関連項目

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