現在のラボ:金沢ラボ
○ハロペリドール
項目コード:032102
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位) - 採血時刻
-
-
-
ハロペリドール
3L300-0000-023-064 -
血清
0.5 -
S7P
↓
A00 -
- 2~4
-
-
金コロイド凝集法
金コロイド法
金コロイド標識抗体を反応させ,抗原抗体反応により金コロイド粒子が凝集する色調変化を光学的に測定する方法。 - 3~17(ng/mL)
- 随時(ただし、採血時刻を一定とする)
-
ハロペリドール
備考
#1
ハロペリドール・ブロムペリドールは、ほぼ同等の交差反応を示すため、双方を併用されている患者検体の測定値は、各々の正確な血中濃度値とは合致しませんので、ご注意ください。
セレネース、ハロマンス、リントン、ネオペリドール、ハロステン
採血容器についての注意事項
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
診療報酬
B001(02),B001(02ヘ)
特定薬剤治療管理料,ハロペリドール製剤(統合失調症)
- 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。
容器
S7P 旧容器記号 C4 X2 X1
分離剤なし (真空採血量7mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
ハロペリドールは1956年に開発されたブチロフェノン系抗精神病薬で,統合失調症や躁病の治療薬として広く用いられている。有効かつ安全に投与するためには,血中濃度を測定して投与量の調節を行うことが必要である。
参考文献
測定法文献
白井 晶子 他:医学と薬学 49-6-1011~1017 2003
臨床意義文献
伊藤 斉 他:神経精神薬理 7-13-855~865 1985