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抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体(抗MuSK抗体)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体(抗MuSK抗体)
    5G386-0000-023-007
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    3~9

    1000
    ※6
    RIA

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。

    0.02未満(nmol/L)

備考

#1

診療報酬

D014(47)
抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体〔RIA法〕
免疫学的検査判断料144点

  • ア 「抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体」は、RIA法により重症筋無力症の診断又は診断後の経過観察を目的として測定した場合に算定できる。
    イ 「抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体」と「抗アセチルコリンレセプター抗体(抗AChR抗体)」を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

重症筋無力症(MG)と推測される疾患で、抗アセチルコリン受容体抗体(抗AchR抗体)が検出されないMG疾患があり、神経筋接合部に存在するMuSKに対する抗体(抗MuSK抗体)が出現することが明らかにされている. 抗MuSK抗体の測定により、臨床的には典型的な全身型重症筋無力症症状を呈しながらも、抗AchR抗体が検出されないseronegative MG症例の検出が可能となる. 
抗MuSK抗体陽性重症筋無力症では臨床的特徴や治療方法が異なることや、抗MuSK抗体価と臨床像が著しく相関した動きをすることなどから、抗MuSK抗体の測定は抗MuSK抗体陽性重症筋無力症の確定診断のみならず、臨床経過の観察や治療方針を立てる上での指標として有用である.

参考文献

測定法文献
本村 政勝 他:医学と薬学 70(2):421~428,2013.
臨床意義文献
本村 政勝 他:医学と薬学 70(2):421~428,2013.

関連項目

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