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尿中ミオグロビン(2022年3月31日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    尿中ミオグロビン(2022年3月31日ご依頼分をもって受託中止)
    5C090-0000-001-001
    部分尿
    6
    U50
    冷蔵
    (21日)
    2~5

    139
    ※4
    RIA2抗体法

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。

    10以下(ng/mL)

備考

#エ
採尿後,速やかに専用容器に入れ,冷蔵してください。凍結は避けてください。
採取した尿を速やかに専用容器(U50)のラベルに印刷してある線まで入れ,よく混和させ冷蔵保存にてご提出ください。
凍結保存は避けてください。

診療報酬

D007(36)
ミオグロビン定量
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「H-FABP」と「ミオグロビン」を併せて実施した場合は,主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

ミオグロビンは,何らかの原因で筋組織の破壊が起こると(心筋梗塞,ミオパチー等),血中に多量に流出し,腎から短時間のうちに排泄されて尿中に出現する.このため,ミオグロビン量を測定することにより,心筋梗塞やミオパチーの診断や予後の判定が可能とされている.心筋梗塞では,胸痛発作後5~18時間以内に血中ミオグロビン濃度はピークに達し,その後急速に減少して3~4日で正常化する.ミオグロビンは心筋梗塞及び種々の疾患に伴うミオパチー以外に,筋挫傷,火傷,運動負荷に際しても血中濃度が上昇する.また,糸球体濾過値の低下に伴い,血中ミオグロビン値は上昇することが認められている.

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

ミオパチー, 心筋梗塞

参考文献

測定法文献
吉川 文雄 他:医学と薬学 37(5):1243~1253,1997.
臨床意義文献
徳永 賢治:日本臨床 67(増8):307-309,2009.

関連項目

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