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C4

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • C4
    5B024-0000-023-061
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    70
    ※6
    免疫比濁法

    TIA(Turbidimetric immnoassay)
    免疫比濁法
    抗原抗体反応による混濁物に光を照射させ,透過率を測定する方法。

    17~45(mg/dL)

備考

&1

診療報酬

D015(08)
C4〔SRID法等〕
免疫学的検査判断料144点

容器

臨床意義

C4の低下は補体成分産生の低下を除けばclassical pathway の活性化(異化)の亢進による.Classicalpathwayの活性化の特殊な例として①遺伝性血管神経性浮腫と②補体cold activation がある.
①C1INHの(先天的)欠損状態においては何らかの原因で活性化されたC1が不活化を受けず,C4,C2を一方的に活性化し,その結果C4,C2の極端な低値が認められるようになる.
②とくに慢性肝疾患では採血後室温あるいは,低温で補体活性が失われることがある.C4,C2の活性の低下が著明であるが,試験管内での反応であるため補体蛋白量は正常値を示す.低補体価にもかかわらずC3・C4が正常の場合には注意を要する.

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患-血中免疫複合体に結合し減少

SLE, クリオグロブリン血症, 糸球体腎炎, 自己免疫性溶血性貧血

減少する疾患-後天性の産生低下

肝障害

減少する疾患-先天性欠損症

C3b inactivatorの欠損症, 第4成分欠損症, 補体第3成分

減少する疾患-体外漏出

ネフローゼ症候群, 蛋白漏出性胃腸症

上昇する疾患-急性相反応物質として増加

Behcet病, リウマチ熱, 悪性腫瘍, 関節リウマチ, 多発性結節性動脈周囲炎

参考文献

測定法文献
金井 正光,他:臨床検査法提要 第31版(金原出版):833~837,1998.
臨床意義文献
竹村 周平,他:日本臨牀48(増):654~656,1990.

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