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○ウイルス分離
項目コード:6703 4 / 011828850
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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ウイルス分離
6B655-1410-064-748 -
下記参照
- V10
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- 4~69
- 細胞変性効果、血球吸着現象、赤血球凝集反応
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ウイルス分離
備考
&1
凍結保存は避けてください。分離,同定検査は以下の細胞を使用しています。PHfb(ヒト繊維芽細胞),HEp-2(ヒト喉頭癌細胞),Vero(ミドリザル腎細胞),MA104(アカ毛ザル腎細胞),RD-18S(ヒト横紋筋腫細胞),MDCK(イヌ腎細胞),B95a(マーモセットB細胞),AGMK(アフリカミドリザル腎細胞),A549(ヒト肺癌細胞),Caco-2(ヒト結腸腺癌細胞)
容器
V10 旧容器記号 V 64
ウイルス専用保存液入り
貯蔵方法:冷蔵
有効期間:製造から6ヵ月
補足情報
検査材料
ウイルス分離・同定検査を実施するためには適切な分離用検査材料と、同時に発病後できるだけ早期に採取することが大切です。
ウイルス分離材料の選択は、分離率向上のため、できる限り複数の材料をご提出ください。
臨床症状 | 分離可能ウイルス | 主要検査材料 |
---|---|---|
上気道感染症 | ライノ、パラインフルエンザ | 咽頭ぬぐい液、鼻分泌液 |
アデノ、コクサッキー、エコー | 咽頭ぬぐい液、糞便 | |
下気道感染症 | インフルエンザ、パラインフルエンザ、アデノ、RS、サイトメガロ | 咽頭ぬぐい液、喀痰、気管支洗浄液 |
紅斑性発疹症 | 麻疹、風疹 | 咽頭ぬぐい液 |
エコー、コクサッキー | 咽頭ぬぐい液、糞便 | |
水疱性発疹症 | 単純ヘルペス、水痘・帯状疱疹 | 水疱内容 |
コクサッキー、エンテロ71 | 水疱内容、咽頭ぬぐい液、糞便 | |
中枢神経系疾患 | エコー、コクサッキー | 咽頭ぬぐい液、髄液、糞便 |
水痘・帯状疱疹、ムンプス | 咽頭ぬぐい液、髄液 | |
先天性異常 | サイトメガロ、風疹 | 咽頭ぬぐい液、尿、髄液 |
単純ヘルペス、水痘・帯状疱疹 | 水疱内容 | |
嘔吐・下痢症 | エコー、コクサッキー、アデノ | 咽頭ぬぐい液、糞便 |
出血性膀胱炎 | アデノ | 尿 |
耳下腺炎 | ムンプス | 咽頭ぬぐい液 |
眼疾患 | アデノ、単純ヘルペス、水痘・帯状疱疹 | 結膜ぬぐい液 |
検体採取および保存方法
検査材料 | ウイルス専用容器への採取方法 |
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患部ぬぐい液・水疱内容・糞便 など | ※2 滅菌綿棒でぬぐい、下図の採取方法でウイルス専用保存液に採取し、冷蔵保存してください。 |
尿・髄液・胸水・鼻汁 など | 下図の採取方法でウイルス専用保存液と等量の検体を採取し、冷蔵保存してください。 |
組織 | 組織小片 (5mm角程度) をウイルス専用保存液に入れ冷蔵保存してください。 |
- ※1 同定検査は当社の分離検査において分離された検体のみの受付けとなります。
- ※2 滅菌綿棒はプラスチック棒かアルミニウム棒付の綿棒で採取してください。
● ウイルス専用保存液は当社にて準備しておりますので、ご依頼前に営業員にお申し付けください。
臨床意義
病原ウイルスの分離・同定は,ウイルス感染の実験室診断の本筋であり,検体中のウイルスが少量の場合でも,ウイルスが検出に用いられた宿主細胞内で増殖することによって増幅されるので,ウイルス直接検出法により感度が高い。しかし,検出対象は感染性のウイルスに限られ,また,未だに培養不能な一部のウイルスもある。
ウイルスの分離・同定には,対象であるウイルスが増殖しえる生きた宿主細胞が不可欠であり,多くのウイルスは細胞培養を用いて分離できるが,ウイルスによっては動物や発育鶏卵が必要である。ウイルスの型決め,疫学調査,特に伝播経路の追跡,抗原変異の調査にはウイルス分離・同定は欠かすことの出来ないものである。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
Ramsy-Hunt症候群, Reye症候群, インフルエンザA型・B型, ヘルペス性角結膜炎, ヘルペス性食道炎, 亜急性硬化性全脳炎(SSPE), 咽頭結膜熱, 運動麻痺(筋萎縮を伴う完全麻痺), 肝炎ウイルスが否定された肝炎, 気管支炎, 気道感染症, 口唇ヘルペス, 細気管支炎, 出血性膀胱炎, 上気道炎(普通感冒,咽頭炎,クループ), 新生児ヘルペス, 神経炎, 水痘, 性器ヘルペス, 精巣炎,膵臓炎, 脊髄炎, 先天性CMV感染症, 臓器移植後, 帯状疱疹, 中耳炎, 脳炎, 脳脊髄炎, 肺炎・心筋炎・髄膜炎, 発疹症, 麻疹, 無菌性髄膜炎(非麻痺型ポリオ), 輸血ドナー検査, 輸血後感染症, 流行性角結膜炎, 流行性耳下腺炎, 流産,死産,奇形
参考文献
測定法文献
Hsiung GD:Diagnostic Virology An Illustrated Handbook 3~20 1973
臨床意義文献
松本 一郎:臨床とウイルス 15-増-71~80 1988
関連項目
- インフルエンザウイルス A型
- インフルエンザウイルス B型
- ムンプスウイルス
- アデノウイルス
- 単純ヘルペスウイルス
- 水痘・帯状疱疹ウイルス
- コクサッキーウイルス A群9型
- コクサッキーウイルス B群1型
- コクサッキーウイルス B群3型
- RSウイルス
- 麻疹ウイルス
- エコーウイルス 3型
- エコーウイルス 7型
- エコーウイルス 11型
- エコーウイルス 12型
- ムンプスウイルス
- パラインフルエンザウイルス1型
- パラインフルエンザウイルス2型
- パラインフルエンザウイルス3型
- RSウイルス
- 麻疹ウイルス
- ムンプスウイルス
- 単純ヘルペス ウイルス 1型
- 単純ヘルペス ウイルス 2型
- 風疹ウイルス
- ウイルス同定
- コクサッキーウイルス A群16型
- エンテロ ウイルス 71型
- エンテロ ウイルス 70型
- コクサッキーウイルス A群7型
- コクサッキーウイルス A群9型
- コクサッキーウイルス B群1型
- コクサッキーウイルス B群2型
- コクサッキーウイルス B群3型
- コクサッキーウイルス B群4型
- コクサッキーウイルス B群5型
- コクサッキーウイルス B群6型
- コクサッキーウイルス B群2型
- コクサッキーウイルス B群4型
- コクサッキーウイルス B群5型
- コクサッキーウイルス B群6型
- エコーウイルス 1型
- エコーウイルス 3型
- エコーウイルス 4型
- エコーウイルス 6型
- エコーウイルス 7型
- エコーウイルス 9型
- エコーウイルス 13型
- エコーウイルス 17型
- エコーウイルス 25型
- アデノウイルス 1型
- アデノウイルス 2型
- アデノウイルス 3型
- アデノウイルス 4型
- アデノウイルス 5型
- アデノウイルス 6型
- アデノウイルス 7型
- アデノウイルス 8型
- アデノウイルス 19型
- エコーウイルス 30型
- 水痘・帯状疱疹ウイルス抗原
- サイトメガロウイルス pp65抗原(C7-HRP)
- サイトメガロウイルス pp65抗原(C10,C11)
- インフルエンザウイルス抗原
- パラインフルエンザウイルス抗原
- インフルエンザウイルスRNA 定性
- 水痘・帯状疱疹ウイルス抗原
- エンテロウイルスRNA 定性
- アデノウイルス抗原
- アデノウイルス 11型
- 水痘・帯状疱疹ウイルス IgG
- 水痘・帯状疱疹ウイルス IgM
- 単純ヘルペス ウイルス IgG
- 単純ヘルペス ウイルス IgM
- 風疹ウイルス IgG
- 風疹ウイルス IgM
- ムンプスウイルス IgG
- ムンプスウイルス IgM
- 麻疹ウイルス IgG
- 麻疹ウイルス IgM
- 単純ヘルペス ウイルス IgG
- コクサッキーウイルス A群2型
- コクサッキーウイルス A群3型
- コクサッキーウイルス A群10型
- 単純ヘルペスウイルス特異抗原
- インフルエンザウイルス A型 (H1N1)(H3N2)
- インフルエンザウイルス B型
- 単純ヘルペスウイルスDNA 定性
- サイトメガロウイルスDNA 定性
- エコーウイルス 18型
- エコーウイルス 16型
- アデノウイルス 37型
- ロタウイルス抗原
- コクサッキーウイルス A群4型
- コクサッキーウイルス A群5型
- コクサッキーウイルス A群6型
- 単純ヘルペスウイルス 抗原
- 麻疹ウイルスRNA 定性
- ムンプスウイルスRNA 定性
- アデノウイルスDNA 定性
- 水痘・帯状疱疹ウイルスDNA 定性
- アデノウイルス抗原
- エコーウイルス 5型
- エコーウイルス(パレコウイルス1型) 22型
- エコーウイルス 11型
- エコーウイルス 19型
- エコーウイルス 24型
- サイトメガロウイルス 抗原