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AST(GOT)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 緊急
    AST(GOT)
    3B035-0000-023-272
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (14日)
    1~2
    17
    ※4
    JSCC標準化対応法
    10~40(U/L)

備考


溶血でのご依頼は避けてください。

診療報酬

D007(03)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

補足情報

臨床意義

組織が病的状態におちいり細胞膜の透過性を高める変性又は,崩壊があれば細胞内の酵素は血液中に逸脱して血清中の酵素活性は上昇する.すなわち,血清トランスアミナーゼ活性値は,損傷組織や損傷の程度を推定する指標となる.
心筋梗塞においては,心筋中に多いAST(GOT)の逸脱により血清AST(GOT)活性は上昇するが発作がおこってから6~8時間後から上昇しはじめ,48時間~60時間で最高に達し4~5日位で正常値にもどる.
ウイルス性肝炎においては初期においてAST(GOT),ALT(GPT)ともに上昇しはじめ,ALT(GPT)活性値がAST(GOT)活性値より高値に達し正常への回復は,ALT(GPT)活性値の方が緩慢である.
肝硬変, 肝癌ではAST(GOT)活性値の方がALT(GPT)活性値より高くなる傾向にある.閉塞性黄疸,急性肝炎の場合はALT(GPT)の方がAST(GOT)より活性値の上昇がみられる.

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

ピリドキサルリン酸欠乏, 慢性透析

上昇する疾患

アルコール性肝炎, 肝硬変, 急性肝炎, 筋疾患, 脂肪肝, 心筋梗塞, 胆汁うっ帯, 閉塞性黄疸, 慢性肝炎, 溶血性疾患

参考文献

測定法文献
日本臨床化学会:臨床化学 18-4-226~230 1989
臨床意義文献
三浦 裕:日本臨床 53-増-266~271 1995

関連項目

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