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項目コード:00438 5(旧 0438 0)
検査項目
JLAC10
溶血でのご依頼は避けてください。
D007(03)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
組織が病的状態におちいり細胞膜の透過性を高める変性又は,崩壊があれば細胞内の酵素は血液中に逸脱して血清中の酵素活性は上昇する.すなわち,血清トランスアミナーゼ活性値は,損傷組織や損傷の程度を推定する指標となる.
心筋梗塞においては,心筋中に多いAST(GOT)の逸脱により血清AST(GOT)活性は上昇するが発作がおこってから6~8時間後から上昇しはじめ,48時間~60時間で最高に達し4~5日位で正常値にもどる.
ウイルス性肝炎においては初期においてAST(GOT),ALT(GPT)ともに上昇しはじめ,ALT(GPT)活性値がAST(GOT)活性値より高値に達し正常への回復は,ALT(GPT)活性値の方が緩慢である.
肝硬変, 肝癌ではAST(GOT)活性値の方がALT(GPT)活性値より高くなる傾向にある.閉塞性黄疸,急性肝炎の場合はALT(GPT)の方がAST(GOT)より活性値の上昇がみられる.
ピリドキサルリン酸欠乏, 慢性透析
アルコール性肝炎, 肝硬変, 急性肝炎, 筋疾患, 脂肪肝, 心筋梗塞, 胆汁うっ帯, 閉塞性黄疸, 慢性肝炎, 溶血性疾患
測定法文献
日本臨床化学会:臨床化学 18-4-226~230 1989
臨床意義文献
三浦 裕:日本臨床 53-増-266~271 1995