現在のラボ:セントラルラボ
○総ビリルビン(T-Bil)
項目コード:00388 1(旧 0388 3)
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
総ビリルビン(T-Bil)
3J010-0000-023-271 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(1ヵ月)
- 2~4
-
11
※4
- 化学酸化法
- 0.3~1.2(mg/dL)
-
診療報酬
D007(01)
総ビリルビン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
ビリルビンは,ヘム蛋白(主にヘモグロビン)が網内系で処理されて生成する色素である。生成された間接(非抱合)ビリルビンはアルブミンと結合して血中を転送され,肝臓でグルクロン酸抱合され,直接ビリルビンとなって肝臓より胆汁中に排泄される。
血清総ビリルビンと間接および直接ビリルビン分画測定は,肝機能検査の中ではきわめて重要なものであり,各種肝・胆道疾患の診断,経過観察,予後判定や黄疸の鑑別に用いられている。
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
Crigler-Najjar症候群, Dubin-Johnson症候群, Gilbert症候群, Rotor症候群, サラセミア, 悪性貧血, 肝炎(急性・慢性), 肝硬変, 肝内胆汁うっ滞, 新生児黄疸, 鉄欠乏性貧血, 閉塞性黄疸, 溶血性貧血(先天性・後天性)
参考文献
測定法文献
徳田 邦明,他:臨床化学 22(2):116 ~ 122, 1993.
臨床意義文献
川崎 寛中:日本臨床 53-増-865~868 1995