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Y染色体

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 倫理指針対象 曜日指定
    Y染色体
    8B540-0000-019-841
    血液(ヘパリン加)
    3.0
    PH5
    冷蔵
    7~9

    2477
    ※2
    FISH

    FISH(Fluorescence in situ hybridization)
    蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
    蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
    蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。

備考

&1
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。新生児採血において,必要検体量に満たない場合はご相談ください。
染色体検査のご提出について  検体は採取後,当日中にご提出ください。
倫理指針対象(下記参照)
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
検体は採取後,当日中にご提出ください。

診療報酬

D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点

  • FISH法を用いた場合については、患者1人につき1回に限り算定できる。ただし、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫又は多発性骨髄腫の診断の目的で検査を行った場合に、患者の診断の確定までの間に3回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

性腺-内性器-外性器が不一致となる,真性半陰陽,仮性半陰陽では様々な性染色体構成が知られている。また,女性型の染色体構成の性腺のなかに,Y染色体を持つ細胞が混在するとgonadoblastoma発症の危険性がある(約20%)とされています。このような症例ではY染色体の存否を積極的に検出することも必要である。本検査はY染色体の存否の迅速な検出に有用。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

ターナー症候群, 仮性半陰陽, 真性半陰陽, 性腺形成不全

参考文献

測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
橋本 伸子 他:臨床染色体診断法 (金原出版) 486~492 と 497~502 1996

関連項目

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