現在のラボ:静岡ラボ
○クリオグロブリン定性
項目コード:01105A102 / 277202 0
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
クリオグロブリン定性
5A160-0000-023-920 -
血清
1.0 -
S09
↓
A00 -
- 4~6
-
42
※6
- 寒冷沈澱法
- 陰性
-
クリオグロブリン定性
備考
1
採血時より血清分離までの間は37℃の状態で行い,血清分離後は冷蔵保存してください。必ず血清でご依頼ください。
診療報酬
D015(05)
クリオグロブリン定性
免疫学的検査判断料144点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
クリオグロブリンとは,37℃以下に冷却すると白色沈殿,あるいは凝固(ゲル化)し,37℃以上に加温すると,再び溶解する病的免疫グロブリン(M蛋白),あるいは免疫複合体の一種である。
クリオグロブリンは,Mタンパクからなる単一型と数種類のタンパク成分からなる混合型に分けられ,混合型はさらに単一クローン性と多クローン性の免疫グロブリンの結合型(単一クローン性混合型)と,Mタンパクを認めない多クローン性混合型の2つに分類される。このうち,単一型は,多発性骨髄腫と原発性マクログロブリン血症などにみられる。
単一クローン性混合型は,原発性マクログロブリン血症の他,リンパ増殖性疾患,シエーグレン症候群などで認められる。多クローン性混合型は免疫複合体型でもっとも頻度が高く,免疫複合体病や自己免疫性疾患の原因の解明の指標として用いられる。
異常値を示す病態・疾患
陽性を示す疾患-1)膠原病
SLE, 悪性関節リウマチ, 関節リウマチ, 強皮症, 皮膚筋炎
陽性を示す疾患-2)血液疾患
悪性リンパ性白血病, 原発性マクログロブリン血症, 多発性骨髄腫, 伝染性単核球症
陽性を示す疾患-3) 肝疾患
肝硬変, 急性肝炎, 慢性肝炎
陽性を示す疾患-4) 腎疾患
ループス腎炎, 糸球体腎炎
参考文献
測定法文献
青木 紀生 他:Medical Technology 6-8-619~624 1978
臨床意義文献
飯村 康夫:日本臨床 47-増上-107~110 1989