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凝固因子活性検査 第ⅩⅠ因子(F11)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 凝固因子活性検査 第ⅩⅠ因子(F11)
    2B420-0000-022-311
    速やかに遠心
    血漿
    0.4
    PC2

    A00
    凍結
    (21日)
    2~4
    223
    ※3
    凝固時間法

    凝固時間法
    測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン,アクチン,塩化カルシウムを加え,凝固するまでの時間を測定する方法。

    75~145(%)

備考

1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(29)
凝固因子(第Ⅱ因子、第Ⅴ因子、第Ⅶ因子、第Ⅷ因子、第Ⅸ因子、第Ⅹ因子、第ⅩⅠ因子、第ⅩⅡ因子、第ⅩⅢ因子)
血液学的検査判断料125点 □

容器

補足情報



臨床意義

血液凝固第ⅩⅠ因子は分子量160kDaの糖蛋白で,血中では高分子キニノーゲンと等分子複合体を形成し循環している。内因性凝固過程において接触因子(第ⅩⅡ因子・高分子キニノーゲン・プレカリクレイン・第ⅩⅠ因子の異物面での相互作用により活性型ⅩⅠ(ⅩⅠa)が作られ,以下の凝固カスケードを惹起する。ⅩⅠ因子欠乏では他の接触因子と異なり,手術・外傷などで異常な出血をすることが多い。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患-[後天性]

重症肝障害, 新生児, 妊娠, 播種性血管内血液凝固症(DIC)

減少する疾患-[先天性]

先天性第ⅩⅠ因子欠乏症

上昇する疾患

経口避妊薬内服時, 血液凝固亢進状態

参考文献

測定法文献
安達 眞二:Medical Technology 24-6-629~633 1996
臨床意義文献
斎藤 英彦:日本臨床 53-増-84~86 1995

関連項目

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