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トロンボテスト(TT)(2021年3月31日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    トロンボテスト(TT)(2021年3月31日ご依頼分をもって受託中止)
    2B035-0000-022-311
    速やかに遠心
    血漿
    0.5
    PC2

    A00
    凍結
    1~2(至急対応可)
    凝固時間測定法(owren法)

    凝固時間法
    測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン,アクチン,塩化カルシウムを加え,凝固するまでの時間を測定する方法。

    70.0以上(%)

備考


採血後、速やかに血漿分離してください。
抗凝固療法の治療管理指標である国際標準化比(INR)もご報告いたします。溶血、凝固検体は測定不可となります。採血量により、データに影響があります。
採血後,速やかに血漿分離してください。また,検体量は正確にお願いします。

容器

補足情報



臨床意義

トロンボテスト(TT)はワーファリンなどのビタミンK拮抗薬による経口抗凝血薬療法のコントロールに適した検査法として1959年Owrenが考案した。経口抗凝血薬ワーファリンは,肝細胞でのビタミンKの代謝を阻害することにより,第Ⅱ,Ⅶ,Ⅸ,Ⅹ因子の合成を阻害し,抗凝固作用を発揮する。第Ⅱ,Ⅶ,Ⅸ,Ⅹ因子はいずれも,γ-カルボキシグルタミン酸(GIa)残基を有するビタミンK依存性凝固因子である。トロンボテスト値の低下は,第Ⅱ,Ⅶ,Ⅹ因子の低下を反映する。

異常値を示す病態・疾患

低値疾患

DIC, 肝炎, 肝硬変, 劇症肝炎, 新生児出血性疾患, 先天性第Ⅱ,Ⅶ,Ⅹ因子欠乏症, 乳児ビタミンK欠乏性出血症, 閉塞性黄疸

参考文献

測定法文献
藤巻 道男:臨床検査技術全書 第3巻 血液検査(三輪史郎編)第1版 (医学書院) 485~486 1972.
金井 泉,他:臨床検査法提要 第31版(金原出版):414,1998.
臨床意義文献
植田 基生:日本臨床 53-増-14~17 1995

関連項目

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